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【日曜講座 少子高齢時代】引退後は地方で学生満喫 日本版CCRC 論説委員・河合雅司 

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【日曜講座 少子高齢時代】
引退後は地方で学生満喫 日本版CCRC 論説委員・河合雅司 

◆3割が地方定住希望

 政府が「まち・ひと・しごと創生本部」を創設し、地方活性化に向けた取り組みをスタートさせた。

 人口減少を止める特効薬は存在しない。既存の発想にとらわれず広範な政策を組み合わさなければ、東京一極集中も、地方の「消滅」も止まらない。まずは地域の実情に耳を傾け、民間の英知を集めることである。

 そこで小欄も具体的なアイデアを出すことにしたい。

 地方の生き残りに向けた課題は多々あるが、(1)地方における若者雇用の創出(2)増大する東京圏の高齢者の暮らしの確保-に集約できよう。

 これを同時に解決するには東京圏の高齢者が地方に移住することである。大量移住となれば新たなサービス需要が生まれ、ビジネスチャンスにつながる。

 内閣府が発表した「農山漁村に関する世論調査」(今年6月)によれば、都市住民の31・6%が「農山漁村地域に定住したい」との願望を抱いている。60代は33・8%、20代は38・7%に上る。

 だが、いざ行動に移すとなると、尻込みする人は少なくない。築いてきた友人関係は途切れるし、金銭面での懸念もある。冠婚葬祭など移住先の“しきたり”になじめるか不安も大きい。

 ◆期間限定の移住構想

 こうした懸念を払拭するには、期間限定の“お客さん”として移住することである。そこで、長期滞在型リゾートと大学キャンパスとの融合を提案したい。

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