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参院「清水谷宿舎」建て替え 民間に開放 企業賃貸や高齢者施設に 与党検討

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参院「清水谷宿舎」建て替え 民間に開放 企業賃貸や高齢者施設に 与党検討

 老朽化に伴う参院清水谷議員宿舎(東京都千代田区)の建て替えをめぐり、与党が民間企業向けの賃貸スペースのほか、高齢者利用のデイサービスや保育施設の併設を検討していることが20日、分かった。民間企業など一般向けに利用を開放することで、建て替えに対する国民の理解を得るのが狙い。都心の一等地に建設されながらも「家賃は格安」などと批判された衆院赤坂議員宿舎(東京都港区)を教訓にしている。

 赤坂宿舎のほか、都内にある衆院青山議員宿舎(港区)、参院麹町議員宿舎(千代田区)は民間の利用を認めていない。

 与野党でつくる「議員宿舎に関するプロジェクトチーム(PT)」は、清水谷宿舎の建て替えの是非を今年度内に判断する。建て替えが決まれば、与党側は平成27年度中に事業の基本計画をまとめ、29年度中に新しい宿舎を着工、33年度中の完成を目指すという段取りを描いている。建設には、民間資金やノウハウを活用するPFI方式を導入する方向だ。

 建て替えをめぐってPTは5日、27年度予算の概算要求に建て替えの具体案策定に必要な調査費約2千万円を計上することで合意し、26日の参院議院運営委員会理事会に報告する。

 昭和44年に完成した清水谷宿舎は平成17年に宿舎近くの国有地への移転、建て替えを決めた経緯がある。だが、当時は周辺住民が反発し、環境保護の観点から東京都も建設を許可しなかったことから、建て替え計画を白紙撤回した。

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