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朝鮮総連議長、訪朝見合わせ 資金不足影響か 金日成20周年命日

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朝鮮総連議長、訪朝見合わせ 資金不足影響か 金日成20周年命日

 在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の許宗萬(ホ・ジョンマン)議長が、金日成(キム・イルソン)主席の没後20周年(7月8日)に合わせ訪朝を計画したものの断念したことが7日、分かった。総連関係者が明らかにした。総連幹部の訪朝が実現すれば日本政府の制裁解除後初のケースとなったが、金正恩(ジョン・ウン)第1書記に上納する資金が思うように集まらず先送りすることにしたとみられる。

 関係者によると、許氏は日朝が5月29日に発表した合意文書や北朝鮮側の情報を踏まえ、訪朝した総連幹部の再入国禁止措置など日本が独自に実施している「人的往来」の規制が解除されると判断。6月以降、複数の総連幹部に「金日成主席の命日に合わせて訪朝したい。準備してほしい」と指示していた。具体的には、総連傘下の団体や商工人に対し、金氏へ持参する金品を組織的に集めるように要請していたという。

 ただ、総連は6月30日、総連中央本部の土地・建物の競売をめぐり、最高裁が不動産業「マルナカホールディングス」(高松市)への売却許可の効力を停止する条件としていた供託金1億円を東京法務局に納付。多額の出費を強いられ、4日に制裁の一部が解除されたものの、金氏への上納金が予定額に満たず訪朝を断念したとみられる。

 総連は許氏の訪朝を先送りする一方、4日に都内で金日成主席の没後20周年を記念する集会を開催した。総連は産経新聞の取材に「答えられる人がいない」としている。

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