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【安倍政権考】色あせた「保守本流」、現実は「安倍カラー」一色

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【安倍政権考】
色あせた「保守本流」、現実は「安倍カラー」一色

 ちなみに、岸氏は1952年、町村派の源流となる「日本再建連盟」を結成。スローガンには「自主憲法制定」「自主軍備独立」「自主外交展開」を掲げており、憲法観などは町村派の政治的立ち位置とほぼ重なる。経済政策でも、平成研などと異なり、市場原理主義を重視しているとされる。

 安倍政権は高い支持率を追い風に、集団的自衛権の行使容認に向けた憲法解釈の変更や、憲法改正の手続きを定めた96条の改正など、いわゆる「安倍カラー」に彩られた一群の政策課題を推し進めていく考えだ。対中、対韓外交でも腰砕けになるような素振りはさらさら見せない。

政界ではもはや死語

 自民党史にならって言えば、森政権以降、「保守傍流」が「本流」になったわけで、ことに第2次安倍政権で極まった感がある。となれば、現在の政治状況に照らすと、「保守本流の本家」が清和研いう見方もあながち的外れではない。

 もっとも、ある自民党幹部は「『保守本流』という言い方は、もはや政界では死語になっている。政界の本質をついていない」と指摘する。よしんば今は清和研が「本流」だとして、政策的志向の異なる宏池会の所属議員が安倍政権の外交・安全保障を担い、協力的な姿勢をとっている。つまるところ、「派閥間の政策的な差異が希薄になっている」と、この自民党幹部は言う。

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