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産経新聞80周年「国民の憲法」要綱 第五章 国会(2-2)

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産経新聞80周年「国民の憲法」要綱 第五章 国会(2-2)

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 ≪解説≫

 ■衆院議員任期 一つの会期に

 国会の章は第53条で三権分立を明確にする観点から「立法権は、国会に属する」と規定した。国会を「国権の最高機関」や「唯一の立法機関」とする現行憲法の規定は、通説では政治的な意味しかなく、法的効果を持たないとされていることから削除した。

 国会の構成は、第54条で衆参両院で構成することを明記した。一院制を支持する委員はいなかった。ただ、現在の衆参両院の在り方については問題点が指摘された。

 具体的には、(1)参議院が政党化し、政策論争よりも与野党間の政局が優先されている(2)選挙制度が衆議院とほぼ同じなのに衆院と選挙時期が異なるため、国会の「ねじれ」が常態化する(3)権限面で衆院の優越が徹底されておらず「決められない政治」が定着する-などが挙がった。

■ ■ ■

 起草委員会では参院を廃止せずに二院制を維持する一方、現行の問題点については改革を図る方向で検討が進んだ。

 まず世論形成や政策立案のうえで政党が政治に果たす役割が大きいとして、新たに「政党条項」を盛り込んだ(第62条)。(◆)政党助成の根拠を憲法で明確化、政党には収支の公開など透明性を確保する義務も明記した。

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