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【島が危ない 第2部 佐渡に迫る影(2)】疲弊する経済「中国でもどこでもいい、ホテル買って」

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【島が危ない 第2部 佐渡に迫る影(2)】
疲弊する経済「中国でもどこでもいい、ホテル買って」

 清野さんは、その後の問題を招いたのは努力不足だったとみている。

 「戦前、ラジオを通して流れた『佐渡おけさ』や『佐渡情話』で観光地としてのイメージができていたから、放っておいても客がどんどん来た。でも、大分の湯布院のように自分たちで観光地を作り上げてこなかったから、リピーターを確保できなかった。それに、ホテル業界は個室の時代になったが、佐渡は農協観光適応型で相部屋が多かった。時代の変化に適応できなかったことも大きい」

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 島の観光業の深刻さを表す数字は多い。平成24年度末現在で佐渡市の固定資産税滞納者をみると、滞納額の1位から9位までがホテル、旅館業者。1位は1億2255万円、2位は7307万円、3位は4102万円…と8位までが1000万円以上だ。水道料金滞納者も、滞納額の1位から5位までがホテル、旅館業者。1位は3397万円で2位は965万円。いずれも100万円以上を滞納している。

 ホテルや旅館の関係者からは悲鳴ともいえる声が聞かれる。

 「道の駅がタダ同然だったように、値段うんぬんというより、どこでもいいから、うちのホテルを買ってほしい。このままやっていても赤字が膨らむだけだ」

 「中国でもどこでもいいから買ってくれるところがあれば喜んで売りたい」

 「佐渡にはアベノミクスという言葉はない」

「中国が山林をあさり…ホテルを買い占められていることも」

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