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【貳阡貳拾年 第3部 人口減への処方箋(6)】楽しい老後、米にヒント

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 その雰囲気は日本の高齢者施設とは全く異なる。コンビニに理髪店、現金自動預払機(ATM)、プール、フィットネスルーム。掲示板には、近くの街で行われるオペラや宝石展、映画鑑賞に行くための送迎バスの時刻表などが張り出されている。“新しいシニア像”のニーズに応えるサービスがそろう。

 ケンダルの設置は1991年。広大な敷地内に約400人が住む。平均年齢は85歳。入居一時金はサービスで異なるが、1人当たり14万ドル(約1400万円)~48万ドル。これとは別に夕食込みで月2600~4900ドルを支払う。

 ある程度の財産が必要なため、大学教授や弁護士、医者、事業経営者とその配偶者が多いが、施設幹部のデービッド・ウルソー氏(47)は「入居者は豪華なシャンデリアを飾った家に住むような人たちではない。つつましい上品さを持った人々だ」と話す。

 9~10年の入居待ちという人気の秘訣(ひけつ)はダートマス大学との教育交流にある。ハノーバーに分散する各校舎で生涯学習講座が提供され、毎日のように一流の教授陣から学べるのだ。幼稚園教師だったケイティ・イートンさんは「英作家ヘンリー・ジェームズの授業をとった。魅力的だったわよ」と笑顔を見せた。

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