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【貳阡貳拾年 第3部 人口減への処方箋(5)】老いる大都市 「限界集落」にも現実味

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 こうした大都市圏では、高齢者向け住宅が不足している。なかでも圧倒的に足りないのが要介護状態になった場合の入居先だ。

 吉川さんの夫、悠一さん(69)も脳梗塞で4年ほど前から右半身と言葉が不自由になった。吉川さんは介護のためにスーパーの正社員を辞め、平日午後のパートに切り替えた。施設入所については、「夫は自宅にいたいと思っているし、私も毎日通うのは大変」と決めかねている。

 地価の高い大都市圏では、特別養護老人ホーム(特養)など介護施設の整備は困難だ。国は在宅介護への流れを強めているが、それを担い得る家族が不在の世帯も増えた。

 高齢者が激増する東京でも、高齢者同士で介護をする「老老介護」が珍しくなくなった。

 東京都世田谷区に住む川瀬智英子さん(69)はそんな一人だ。2年前に脳出血で左半身まひとなり、車いす生活を送る夫、清さん(79)に寄り添う。

 「家族は私一人。最初は近くの施設を探したんですが、やめました」。特養には多数の待機者がいる。そんな中で、看護師とヘルパーが連携して、1日に数回自宅を巡回し、緊急時にも駆けつける介護保険のサービスを知った。「やってみようかな」。在宅介護を決めた。

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