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【貳阡貳拾年 第3部 人口減への処方箋(2)】高齢者が「支える側」に 知恵と経験、仕事「もうひと頑張り」

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 スタッフを高齢者でまかなうことで、1時間の利用料金は1980円と大手の3千~5千円に比べて割安だ。「この値段なら、一般的な子育て世代も利用できる」と有我社長。女性の社会進出をサポートすることにもつながり、「働く意義も実感できる」という。

 宇治茶の主産地、京都府和束(わづか)町では高齢者が過疎の町に活気を与えている。

 平均年齢67歳の女性8人による「恋茶グループ」は宇治茶を原料にした茶団子やつくだ煮などを商品化した。1人当たりの月収は2万円前後にすぎないが、最年長の荒木芳野さん(73)は「商品開発は面白い」と楽しげに話す。

 恋茶グループをきっかけに、町には煎茶を販売するカフェや、お茶の菓子を売り出す生産農家も現れた。多くは高齢者によって運営され、新たな雇用も生み出している。町も支援に乗り出しており、堀忠雄町長は「(65歳以上の)福祉人口を生産人口に変える」と手応えを感じている。

 総人口に占める65歳以上の割合は20年には3割、60年には4割に達する。「社会に支えられる側」から「社会を支える側」へ。人口減少社会は、高齢者の経験と知恵が大きな戦力となる社会でもある。

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