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【貳阡貳拾年 第3部 人口減への処方箋(2)】高齢者が「支える側」に 知恵と経験、仕事「もうひと頑張り」

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 「こんにちは。お弁当をお届けにまいりました」

 3月12日午後、福岡県福津市の民家を訪ねた中垣茂さん(66)は配達用の電気自動車から弁当の入ったポリ袋を取り出すと、この家に住む金森多恵子さん(67)に笑顔で手渡した。「いつもありがとうございます。今日は暖かくて過ごしやすいね」。金森さんの顔もほころぶ。

 セブン-イレブン福津津屋崎店に勤める中垣さんは福岡県警の元警察官だ。71歳の夫と2人で暮らす金森さんと言葉を交わすようになったのは昨年11月。腰を痛めた金森さんが、セブンの宅配サービスを利用するようになったからだ。

 「年齢も近いので、話も合う。体がきついときに助けてもらってね」と金森さん。2月に腰の治療で入院した際も、夫の食事の心配なく治療に専念できた。

 急速に減る勤労世代。内閣府の試算では、出生率が回復しないと、労働力人口は現在の6600万人から2060(平成72)年には約3800万人に減る。元気な高齢者の「もうひと頑張り」がない限り、人口減少社会は乗り切れない。

 高齢者が高齢者を支えるセブンの取り組みは、一つの処方箋となる。「宅配を新ビジネスとして立ち上げ、新たな雇用を創出する。地域を理解し、時間の制約も少ない高齢者は宅配の担い手に適していた」。セブンの福岡県筑前地区の井口真一ディストリクトマネジャーはこう話す。

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