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【貳阡貳拾年 第3部 人口減への処方箋(1)上】夕張=日本の未来図 街を集約、生き残り挑む

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 市中心部の清水沢地区で、近隣から新築の市営住宅「歩(あゆみ)」に移った自治会長の柳原清さん(94)はこう笑顔を見せた。

 ◆住民の同意100%

 夕張は炭鉱の坑口ごとに集落が点在する。閉山後、炭鉱会社の社宅や病院などの多くを市が引き継いだ。だが、分散した約4千戸の市営住宅は老朽化し、しかも約4割は空き家。維持費など行政コストがかさむ非効率な構造が続いてきた。

 このため、市営住宅を市中心部に集約することを決断。5億4千万円を投じ12年に完成した「歩」はその第1弾だ。同様の取り組みは市内各地区で進んでいる。

 コンパクトシティーの成否は住民の理解が鍵を握る。東日本大震災で壊滅的な打撃を受けた岩手県陸前高田市などでも導入が進むが、他の自治体では集約が進まなかったり、再び郊外に流出したりする失敗もみられた。

 このため、夕張では市の将来像について市民から聞き取り調査を実施。それを基に市民の代表と一緒に集約の結論を出し、65歳以上の住民が6割超の真谷地(まやち)地区でも移転に100%の同意を取った。

 鈴木直道市長はこう言い切った。

 「夕張は人口減少社会のフロントランナーになる」

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