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【貳阡貳拾年 第3部 人口減への処方箋(1)上】夕張=日本の未来図 街を集約、生き残り挑む

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 市民税や下水道使用料、軽自動車税などは軒並み値上げされ、ごみの収集も有料化。東京23区よりも広いにもかかわらず、小学校、中学校はそれぞれ1校に統合された。

 図書館や美術館は休廃止され、5カ所あった市役所の出先機関もすべてなくなった。市立総合病院は診療所に縮小され、人工透析は隣の岩見沢市立総合病院などまで通わなければいけない。車を運転できない人にとっては、日に何本かのバスなどを使ってどれも一日仕事になってしまう。50代後半の男性は「何もかも変わってしまい、不便になった。でも、夕張に住み続けるためには耐えるしかない」とあきらめの表情だ。

 ピーク時には260人いた市職員も100人に減った。給料は平均で4割削減された。「最初は勧奨退職だったが、最近では給料の安さや将来を悲観して、自ら辞職するケースもある」と職員の一人は話した。

 行政の在り方も大きく変わった。行政サービスをくまなく届けることが難しくなったからだ。キーワードは、街を集約化し効率的な暮らしを目指す「コンパクトシティー」だ。

 「前は1DKで狭かったが、ここは2LDKで風呂もある。今年の正月は孫たちを泊められた」

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