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【島が危ない】第1部 再び対馬を行く(6)国境離島振興 高い運賃足かせ

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【島が危ない】
第1部 再び対馬を行く(6)国境離島振興 高い運賃足かせ

 昨年12月24日、政府は平成26年度の沖縄振興予算に3460億円を計上することを閣議決定し、安倍晋三首相は仲井真弘多知事に33年度まで各年度3千億円以上を計上することも約束した。国境を背負う長崎県対馬市の国境離島活性化対策特別委員会委員長、長信義市議(64)は、対馬の現状と重ね合わせてこう話した。

 「政府は米軍基地を抱える沖縄に莫大(ばくだい)な予算をつぎ込みよるわけですよね。それが対馬に適用されないのはよく分かっている。われわれは、国防のためにも、対馬が無人島にならないように、油代を安くして漁民が漁に出られるようにしてください、国境離島振興法なるものを作ってください、といいよるんです」

◆企業誘致進まず

 対馬も、島の振興のために企業誘致に力を入れた時期があった。

 長市議は「昭和50年代から60年代は、本土から進出した縫製工場がいくつもあった」と振り返る。固定資産税の減免措置をとっていたためだという。「減免率は場所によって違うが、期間は5年から10年。雇用を確保できるし、消費も増える利点があった」

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