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【正論】新渡戸に品格ある対外発信学ぶ 高崎経済大学教授・八木秀次

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【正論】
新渡戸に品格ある対外発信学ぶ 高崎経済大学教授・八木秀次

 《中韓の日本孤立化成功せず》

 安倍晋三首相の靖国神社参拝に米政府は「失望」を表明したが、中国と韓国はこれを利用し、日本が国際社会で孤立しているとの論調を作ろうとしている。しかし、成功したとは言い難いようだ。

 米国の「失望」表明は、東アジアに揉め事が起きてほしくないという余裕のなさの表れで、直ちに中韓の主張に同調したことを意味しない。キャンベル前米国務次官補は最近、日本のテレビに対し、「失望」表明の背景を「米国の役割は緊張を和らげ、それぞれが冷静になるように求めていくこと。あのメッセージは日本にのみ向けて出されたものではない。米国政府が日本から距離を置いたり日本を非難したりしていると受け止めないでほしい」と答えている。

 安倍首相を昨年の新年早々の社説で「右翼のナショナリスト」と決めつけた米紙ニューヨーク・タイムズでさえ、参拝直後の社説で中韓首脳が安倍氏との会談を拒否することは逆に安倍氏の望むことを許すことになるとし、歴史問題を含めて安倍氏と向き合い、交渉すべきだと主張している。また、日本の軍事的冒険は米国の支援があって初めて可能だとし、中韓の言う日本の「軍国主義化」が根拠のないことを示唆してもいる。

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