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【島が危ない 第1部・再び対馬を行く(1)下】日韓海底トンネル構想 相次ぐ不動産買収 「心も取られた。これが現状」

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【島が危ない 第1部・再び対馬を行く(1)下】
日韓海底トンネル構想 相次ぐ不動産買収 「心も取られた。これが現状」

 巨大なリアス式海岸で知られる浅茅湾の入り江になっている箕形浦に面した釣り宿もその中の一つだ。対馬グランドホテルの佐伯達也社長(44)によると、本土から対馬に移り住んだ日本人が民宿を経営していたが、沖縄に行くとかいって、韓国人に売り、いなくなってしまったという。現在は、韓国人が島民を雇って釣り宿を経営しているという。

 ただ、大きく様変わりしたのは、民宿や釣り宿だけでなく、一般民家も、買収の対象になってきていることだ。長市議は民家も日常的に売買されているという。

 「一つの集落であっちもこっちもというわけではなく、ここの集落のここというように、ピンポイントで買っている。そうした民家、空き家はいくつもある。以前、市が買い上げられないかという話があったが、市は買う目的がないから、税金まで使って買うことはできないと。結果、外国資本に持っていかれるという現実がある」

 作元議長も「私の地元でも民家や民宿が買われている。今のまま、点々と買われていくと、パズルじゃないが、いずれつながってしまう」と口をそろえた。

 対馬市商工会の浦田会長は「買収された民宿や釣り宿は実数で10軒か15軒か、そんなもんですよ。個人情報ですから言えませんが、10軒は把握してますよ。自分が経営しきらんようになって、売っとる人もおります。自分がもうかりよったら、売るはずがないわけですから。売りたくて売っとるわけですから。それに、田舎に行くと、おじいちゃん、おばあちゃんが死んだら、若者はみんな島外に行っとるわけですから、空き家になって、固定資産税がかかるから、売ってしまう。だれも責められないでしょう」と言う。

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