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【安倍内閣主要閣僚通信簿】ロシア外相と渡り合った酒豪ぶりと粘り腰 地球儀外交の一翼担う 岸田文雄外相

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【安倍内閣主要閣僚通信簿】
ロシア外相と渡り合った酒豪ぶりと粘り腰 地球儀外交の一翼担う 岸田文雄外相

 温厚な性格で、首相の安倍晋三が進める積極外交を支えてきた。

 「フミオがモスクワに来たら、連れて行きたい店があるんだ」

 11月1日深夜の外務省飯倉公館(東京都港区)。来日したロシア外相、ラブロフとの夕食会の途中、そう語りかけられた。ラブロフは気むずかしい性格で知られ、夕食会に先立つ外相会談では北方領土問題をめぐって激論を交わしていた。

 夕食会になって「私の地元の日本酒を飲もう」と切り出し、広島の地酒を杯に注いだ。「政界随一の酒豪」といわれるだけに、いつしか2人は「飲みくらべ」になり、夕食会は3時間近くに及んだ。

 修羅場でも感情的にならない粘り強さが持ち味だ。じっくり相手の話を聞いた後、一つ一つ確かめるように説明、説得する。こうした姿勢は日韓外相会談などでも変わらない。

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 自民党でもリベラル色の濃い派閥・宏池会に所属。昨年10月から会長を務めているが、中国や韓国と妥協を許さない安倍の外交方針に口をはさまない。安倍の周辺からは「外交方針は官邸で決めるので、無色透明の岸田は使いやすい」と皮肉っぽい評価も得ている。

 安倍の「地球儀を俯瞰(ふかん)する外交」の一翼を担い、延べ26カ国・地域を歴訪。11月には閣僚として4年ぶりにイランを訪問し、ザリフ外相に核廃絶を求める欧米との仲介役を買って出た。

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