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硫黄島の遺骨収集、滑走路移設は当面実施せず 周辺での収容を優先

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硫黄島の遺骨収集、滑走路移設は当面実施せず 周辺での収容を優先

 政府は10日、先の大戦の激戦地・硫黄島(東京都小笠原村)の自衛隊滑走路下にある戦没者の遺骨について、当面は滑走路を移設せずに部分的な収容と調査を並行して実施する方針を固めた。事業費として平成26年度予算に数十億円を計上し、同年度から着手する。11日に開く関係省庁会議で示す見通し。

 滑走路の移設には10年間で300億円以上が必要とみられ、まずは自衛隊の運用に支障がない範囲で、遺骨の埋まっている可能性が高い滑走路周辺の場所を選定。収容作業の早期着手を優先する。作業の進(しん)捗(ちょく)や地下の詳しい調査状況を見極めながら、将来的に滑走路の移設・改修を検討する。

 硫黄島では、日本兵の戦没者約2万2千人のうち、約1万2千柱の遺骨が見つかっていない。防衛省の調査では滑走路下の約1800カ所で遺骨が埋まっている可能性がある。安倍晋三首相は4月に硫黄島を訪れ、遺骨収容作業を推進する考えを示していた。

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