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自民参院議員会長選に溝手、鴻池氏が出馬 派閥主導に反発広がる

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自民参院議員会長選に溝手、鴻池氏が出馬 派閥主導に反発広がる

 自民党の参院議員会長選が26日告示され、岸田派出身の溝手顕正幹事長と麻生派の鴻池祥肇元防災担当相が立候補した。町村、額賀、岸田の主要3派は溝手氏を無投票で選び、参院議長と幹事長職も町村、額賀両派で獲得する考えだったが、露骨な派閥主導の動きに反発が広がった形だ。選挙戦では溝手氏が優勢だが、脱派閥を掲げる安倍晋三首相は3派と距離を置いており、参院自民党との「ねじれ」が今後の不安材料となりそうだ。

 「チャレンジャーの鴻池だ。先祖返りするような自民党ではいけない」

 鴻池氏は届け出後の記者会見で、無投票を目指した3派の動きを批判。3派が町村派出身の山崎正昭参院副議長を参院議長に、額賀派出身の脇雅史参院国対委員長を参院幹事長に推そうとしていることも「大きい派閥による順送り人事でおかしいと思っている人が多い」と指摘した。

 今回の会長選では、二階、麻生両派が主要3派に対抗するため、水面下で中曽根弘文参院会長の再選を模索したが、中曽根氏が出馬を固辞。告示前日に鴻池氏が名乗りを上げた。

 鴻池氏の推薦人には麻生、二階、大島各派議員が名を連ねた。陣営幹部は「50票以上獲得したい」と語るが、必要な10人をようやく確保するなど急ごしらえ感は否めない。

 溝手氏は26日の出馬会見で「参院をリードしたい」と強調。直前の出陣式には山崎氏や脇氏も姿をみせ、3派結束をアピールした。3派の所属議員を合計すると50人を超え溝手氏は基礎票で優位に立つ。一方で、安倍首相は参院選の公示直前、溝手氏が出馬した広島選挙区(改選数2)で2人目の党公認候補を模索。派閥色の強い溝手氏を露骨に牽制(けんせい)してきた。選挙戦で参院自民党内の溝が顕在化すれば今後の国会運営にも影を落としかねない。

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