産経ニュース

参院予算委、異例の与党欠席、閣僚と野党のみ審議 川口氏解任問題収拾せず

ニュース 政治

記事詳細

更新


参院予算委、異例の与党欠席、閣僚と野党のみ審議 川口氏解任問題収拾せず

 参院予算委員会は8日午前、外交、防衛などについて集中審議を行った。中国要人らとの会合を理由に帰国を延期した川口順子環境委員長(自民)に対し、野党7党が解任決議案を提出したことを受けて、与党側は審議を拒否。閣僚と野党議員のみが出席する異例の展開になった。

 民主党の川上義博氏は「一番重要な予算を与党が審議拒否するのは憲政史上初めてではないか。許されるのか」と非難。安倍晋三首相は「できる限り円満な形で委員会が開催されるのが望ましい」と答えた。

 首相は川口氏の帰国延期について「川口氏が出席した会議には楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)国務委員(外交担当)も出席し、尖閣諸島の問題も議論された。日本の立場を主張するのは有意義だった」と野党側に理解を求めた。

 予算委に先立ち、参院の民主、自民両党国対委員長が解任決議案を採決する参院本会議の日程などを協議したが、不調に終わった。

 自民、公明両党の幹事長、国対委員長は同日朝の会談で、解任決議案の採決まで参院予算委の審議に応じない方針を確認。公明党の井上義久幹事長は事態収拾のため「川口氏の自発的な辞任も選択肢の一つだ」と述べたが、辞任を拒否する自民党と歩調を合わせた。

 川口氏は4月23、24両日に訪中。楊氏との会合が25日に入り、自民党を通じて帰国延期を申請したが、野党が反対したため認められなかった。川口氏は帰国せず会合に出席し、25日の環境委が取りやめとなった。

「ニュース」のランキング