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産経新聞80周年「国民の憲法」要綱 第二章 国の構成

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産経新聞80周年「国民の憲法」要綱 第二章 国の構成

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 第一〇条(国民主権) 主権は、国民に存し、国家権力は、国民に由来する。国民は、その代表者を通じて、またはこの憲法の定める方法により、主権を行使する。

 第一一条(国民) 日本国民の要件は、法律でこれを定める。

 第一二条(領土) 日本国の領土は、日本列島、付属島嶼および法律で定める島嶼である。

 第一三条(国家主権、国および国民の責務) 国は、その主権と独立を守り、公の秩序を維持し、かつ国民の生命、自由および財産を保護しなければならない。

  2 国民は、みずから国家の一員であることを自覚し、その発展に寄与するよう努めなければならない。

 第一四条(国旗および国歌) 日本国の国旗は日章旗、国歌は君が代である。

  2 国民は、国旗および国歌を尊重しなければならない。

 ≪解説≫

 ■国旗・国歌の尊重を義務付け

 第一章「天皇」の次に「国の構成」に関する章を設け、国家の3要素である「主権」「領土」「国民」について明記した。起草委員会では、現行憲法に希薄な国家像を新憲法にどう盛り込むべきかが徹底して論議された。

 当初、日本の国柄を「立憲君主国」と規定した第一章第1条と合わせ、国家に関する章を最初に持ってくることも検討されたが、昔から天皇をいただいてきた日本固有の歴史を踏まえ、国柄以外の国に関する規定を第二章にした。

 第10条では、現行憲法の主権在民主義を尊重しつつ、国民はあくまで代表者を通じて主権を行使するという代議制民主主義の原則を強調した。前段の主権の存する国民とは、「天皇を含む国民」を意味する。一部に、天皇と国民を対立する概念ととらえ、天皇は国民でないとする解釈もあるが、この考え方は起草委で明確に否定された。

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