参院選、自民は過半数割れ 改憲勢力3分の2届かず 統一選結果で試算 - 産経ニュース

参院選、自民は過半数割れ 改憲勢力3分の2届かず 統一選結果で試算

 第19回統一地方選は22日に全ての当選者が確定し、終了した。各党は夏の参院選に向けて、本腰を入れる。産経新聞社が7日に投開票された41道府県議選での各党の得票率をもとに、夏の参院選(改選数124)での獲得議席を試算した。その結果、自民党は定数(245)の過半数(123)を割り、憲法改正の国会発議に必要な3分の2には、自民、公明両党と憲法改正に前向きな日本維新の会の3党を合わせても届かないことになった。
 試算では、選挙区の候補者数は各党の現時点での擁立状況を基本とし、得票率の多い順に獲得議席を割り当てていった。選挙が行われなかった6都県は3年前の参院選の議席にした。過去の当選者の所属政党が変わっている場合は、現在の所属に置き換えた。
 「ドント方式」で議席配分が決まる比例代表は、比例の改選数50を得票率に従って配分した。
 その結果、自民党は選挙区45、比例20の計65議席となり、非改選(56)を合わせると過半数を維持するのに必要な67議席にわずかに届かなかった。
 公明党は選挙区5、比例4の計9議席、維新は選挙区2、比例3の計5議席となった。3分の2には164議席が必要だが、「自公維」は改選で79議席となり、非改選76と合算すると155議席となった。
 野党は、立憲民主党が選挙区7、比例4の計11議席、国民民主党が選挙区5、比例2の計7議席だった。
 選挙区ごとに分析すると、改選数1の32選挙区のうち、自民は改選定数が2から1に減った新潟、長野の両選挙区、「鳥取・島根」「徳島・高知」の両合区を含む計28選挙区で議席を獲得した。国民は3年前の参院選結果を当てはめた宮城と福島の2議席、自由党は岩手の1議席などとなった。
 改選数2の4選挙区では、広島で自民が2議席を独占する。3年前に改選定数が2から3に増えた北海道、兵庫、福岡のうち、兵庫と福岡は3年前と同じ組み合わせで、兵庫は自民、公明、維新、福岡は自民、国民、公明で議席を分け合う形。北海道は自民2、立民1となった。
 改選数4の大阪は6年前と同じ維新、自民、公明、共産が議席を獲得する。
 ただ、41道府県議選での無所属の得票率は24.99%に上っており、これらの票の行方次第では情勢は変化し得る。