安倍晋三首相 北方領土問題解決へ「私たちの歩み支援してほしい」 - 産経ニュース

安倍晋三首相 北方領土問題解決へ「私たちの歩み支援してほしい」

東方経済フォーラム全体会合で発言する安倍晋三首相=12日午後4時15分、ロシア・ウラジオストク(古厩正樹撮影)
東方経済フォーラム全体会合で演台に向かうロシアのプーチン大統領(左)と安倍晋三首相=12日午後15時7分、ロシア・ウラジオストク(古厩正樹撮影)
 【ウラジオストク=小川真由美】ロシアの極東ウラジオストクを訪問中の安倍晋三首相は12日午後(日本時間同)、ロシア政府主催の「第4回東方経済フォーラム」で演説した。首相はロシアのプーチン大統領と通算22回目の会談で北方領土問題を協議してきたことを踏まえ「機会をとらえては幾度なく会談を続ける。私たちの歩みを支援してほしい」と述べ、両首脳間で領土問題を解決し、日露平和条約を締結する決意を改めて示した。
 日露の経済協力について、液化天然ガス(LNG)や港湾など150以上の事業を念頭に「ウラジオストクをはじめ、極東各地は日露の協力によって人、モノ、資金が集まるゲートウェイになる」と述べ、日本が極東地域の発展に貢献する意志を示した。
 北朝鮮情勢については「朝鮮半島の完全な非核化を何としても実現させなければならない」と強調。中国やロシアを含め国際社会が結束し、北朝鮮に対し非核化に向けた行動を促す必要性を訴えた。
 日朝首脳会談に関しては「相互不信の殻を破り、最後は金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長と向き合わないといけない」とした上で「これを行う以上は拉致問題の解決に資する会談としなければならない」とも述べた。
 日中関係をめぐっては、10月の自らの訪中に続いて来年の習近平国家主席の訪日に期待を示し、「首脳同士の相互訪問を通じ、日中関係を新たな段階に引き上げていきたい」と語った。