安倍晋三首相の会談後発言要旨

日中首脳会談
中国の習近平国家主席との会談後、記者の質問に答える安倍首相=12日午後0時58分、ウラジオストク(代表撮影)

 日中首脳会談後に取材陣の質問に応じた安倍晋三首相の発言要旨は次の通り。

 --習近平国家主席とはどのような話を

 「大変くつろいだ雰囲気の中で率直な意見交換をすることができたと思う。日中両国は悠久の歴史を共に紡いできた隣国であり、切っても切れない関係だ。世界の第2位、第3位の経済大国が共に協力関係を進めていくこと、世界の平和と繁栄について共に協力関係を進めていくことは、その責任を共有しているという共通認識を持つことができていると思う。この大局の下に、日中が友好関係、協力関係を深めていく共通認識を改めて確認した。この地域だけではなく、グローバルな、さまざまな課題についても意見交換を行うことができた」

 「北朝鮮問題については、朝鮮半島の非核化を実現することは日中共通の目標であり、今後、緊密に連携していくことで一致した。日朝平壌宣言に基づいて国交正常化するとのわが国の方針は変わらない。その上で、拉致問題の早期解決に向けたわが国の立場について中国の完全な支持を得ることができた」

 「昨年11月、ベトナム・ダナンで首脳会談を行い、日中関係の新たなスタートを切って以来、順調に改善は進んでいる。初めての電話首脳会談を行うのみならず、政治、経済、あらゆる面で日中関係は大きく改善の方向に動いてきた」

 日中平和友好条約締結40周年の大きな節目にあたり、積み上げてきた両首脳同士の信頼関係の上に、来月にも私の中国訪問を歓迎するとの発言が(習氏より)あった。そして、私の訪中に向けて調整を進めていくことで一致した」

 「両首脳の往来によって新たな段階へと進みつつある両国の関係。新たな段階に押し上げていくことによって、北東アジアの平和と繁栄の礎を築きあげていきたい」