習近平主席「安倍首相の訪中を歓迎」、拉致問題「日本を完全に支持」 日中首脳会談、北の非核化で連携 - 産経ニュース

習近平主席「安倍首相の訪中を歓迎」、拉致問題「日本を完全に支持」 日中首脳会談、北の非核化で連携

会談で握手する中国の習近平国家主席(右)と安倍首相=12日午前11時47分、ウラジオストク(代表撮影)
中国の習近平国家主席(右側手前から2人目との首脳会談に臨む安倍晋三首相(左側中央)=12日午前、ウラジオストク(代表撮影)
 【ウラジオストク=田北真樹子】ロシア極東ウラジオストクを訪問中の安倍晋三首相は12日午前(日本時間同)、中国の習近平国家主席と約40分間、会談した。会談後、安倍首相は記者団に「(今年は)日中平和友好条約締結40周年の大きな節目にあたり、積み上げてきた両首脳同士の信頼関係の上に、来月にも私の中国訪問を歓迎するとの発言が(習氏より)あった。私の訪中に向けて調整を進めていくことで一致した」と述べた。
 また、「両首脳の往来によって新たな段階へと進みつつある両国の関係を新たな段階に押し上げていくことによって北東アジアの平和と繁栄の礎を築きあげていきたい」と語った。
 両首脳は北朝鮮情勢についても協議した。首相は北朝鮮による拉致問題の早期解決に向けた日本の立場を説明し、習氏は「完全に支持」した。朝鮮半島の非核化の実現が日中共通の目標で、緊密に連携することも確認した。
 両首脳の会談は昨年11月のベトナム以来で、その際、両国関係を改善させることで一致した。今年5月には李克強首相が中国首相として8年ぶりに来日し、安倍首相の年内訪中を招請。両国はその後の習氏の訪日も視野に入れる。
 今回の会談では、第三国での民間の経済協力に関する官民合同の委員会設置や、来月の首相訪中時に開く予定の民間企業によるフォーラムに関し意見交換したようだ。
 さらに、安倍首相は尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺で中国公船による領海侵入が常態化していることについても問題提起し、「東シナ海の平和と安定が日中関係改善の基礎」との考え方を重ねて確認したとみられる。