苫東厚真の再稼働「9月末以降」世耕弘成経産相が説明「2割節電は今週がヤマ場」

北海道震度7地震
閣議後、記者会見する世耕経産相=11日午前、経産省

 北海道で電力供給不安が続く中、世耕弘成経済産業相は11日、道内最大の火力発電所である苫東(とまとう)厚真発電所の再稼働が9月末以降になることを明らかにした。「1週間程度」との当初の想定から大幅に遅れる。この日の閣議後記者会見で見通しを示した。

 一方、世耕氏は北海道電力が京極揚水発電所を14日以降、順次稼働させることも明らかにした。2割を目標とする節電については、「今週がヤマ場だ」と述べた。13日以降の計画停電の可能性については、引き続き需給の動向をみながら北電と協議し判断する。

 苫東厚真の復旧は1号機が9月末以降、2号機が10月中旬以降、4号機が11月以降になる見通し。当初の見込みよりも作業に時間がかかることが分かった。

 代わりに、定期点検中の京極発電所2号機(出力20万キロワット)を今月14日、修理中の同1号機(同20万キロワット)を21日にそれぞれ前倒しして稼働させる。

 世耕氏は京極の再稼働によって、計画停電の実施リスクは低下するとの見方も示した。