安倍晋三首相、ウラジオに出発「領土問題を解決、平和条約を締結する方向に向け前進したい」 今夜に日露会談

 
ロシア極東ウラジオストクに向け出発する安倍首相=10日午後、羽田空港

 安倍晋三首相は10日午後、ロシア政府が主催する「東方経済フォーラム」に出席するため、政府専用機でロシアのウラジオストクに向けて出発した。同日夜にはロシアのプーチン大統領と22回目の会談に臨むほか、13日までの滞在中、中国の習近平国家主席、韓国の李洛淵(イナギョン)首相、モンゴルのバトトルガ大統領とも会談する予定だ。首相はロシア出発前に羽田空港で記者団の取材に応じ、「あらゆる分野で日露関係を進めながら、領土問題を解決して平和条約を締結する方向に向けてしっかりと前進していきたい」と述べた。

 10日に行われる日露首脳会談では、北方4島での共同経済活動の具体化や元島民らによる墓参など人道措置を協議。北方領土問題を解決し、平和条約締結を目指す姿勢を改めて確認する。北朝鮮の非核化に向けた対応などについても話し合う見通し。首相は11日から13日まで開かれる東方経済フォーラムで、日露関係や極東地域での経済協力をテーマに演説する。

 日中首脳会談では、今年が日中平和友好条約締結40周年となるのを踏まえ、両首脳の相互往来の実現など日中関係改善を加速させる方針を確認する。北朝鮮問題の他、東・南シナ海情勢を念頭に、海洋の安全保障問題に関しても意見を交わすものとみられる。