【自民党総裁選】安倍晋三首相と石破茂元幹事長が届け出 6年ぶり選挙戦、首相優位に石破氏挽回図る - 産経ニュース

【自民党総裁選】安倍晋三首相と石破茂元幹事長が届け出 6年ぶり選挙戦、首相優位に石破氏挽回図る

自民党総裁選で立候補届け出順の抽選をする各候補者の代理人。中央は野田選挙管理委員長=7日午前、東京・永田町の党本部
左から安倍晋三首相、自民党の石破茂元幹事長
 自民党総裁選は7日告示され、連続3選を目指す安倍晋三首相=党総裁=(63)と石破茂元幹事長(61)が立候補を届け出た。平成24年以来6年ぶりの選挙戦になり、現職と対抗馬による一騎打ちとなる。首相は党内5派の支持を受けるなど党所属国会議員の8割強を固めて優位に立つ。石破氏は党員票で首相を上回ることを目指し、劣勢を挽回したい考えだ。
 総裁選は、国会議員票(405票)と党員・党友票(同)の計810票で争われ、20日の投開票で過半数を獲得した候補が次期総裁に選出される。
 立候補受け付けは党本部で行われ、首相陣営は選対事務総長の甘利明元経済再生担当相ら、石破陣営は選対本部長の尾辻秀久元参院副議長らが出席し、20人の推薦人名簿を添えて立候補を届け出た。
 北海道で最大震度7を観測した地震を受け、両陣営は7日に予定していた出陣式を中止し、総裁選は静かなスタートを切った。9日まで選挙活動を自粛することも決め、候補者による所見発表演説会と共同記者会見は10日に延期した。
 首相は7日に官邸で開かれた地震に関する政府の関係閣僚会議で「引き続き態勢の機動的な強化を行い、人命救助に全力を尽くす」と述べ、救助・救援を最優先に取り組む姿勢を強調した。甘利氏は記者団に、党員票の獲得目標について「しっかり過半数を取る」と述べた。
 石破氏は届け出後、国会内で記者団に「未曽有の国難、内政、外交とある中でこの国をどうしていくのか、安倍総裁と議論を交わし、国民に選択肢を提示したい」と語った。昼にはカツカレーを食べながら決起集会を開き、石破派(水月会)のほか、竹下派(平成研究会)から会長の竹下亘総務会長や参院議員らが出席した。
 総裁選は憲法改正や経済政策、政治姿勢が主な争点となる。首相は「責任、実行」を掲げ、景気回復や外交など5年8カ月の実績と政権の継続を訴える。石破氏は「正直、公正」を掲げ、政策決定過程の透明化による「官邸の信頼回復」などを主張する。