安倍首相「人命救助に全力を尽くす」 関係閣僚会議の発言全文

北海道震度7地震
 北海道で震度7を観測した地震を受け開かれた関係閣僚会議で発言する安倍首相(左端)=7日午前、首相官邸

 安倍晋三首相は7日午前、官邸で開かれた北海道の地震に関する政府の関係閣僚会議で、死者が16人、安否不明者が26人となったと明らかにした。そして、「引き続き救出活動を強化し、人命救助に全力を尽くす」と強調した。首相の発言全文は次の通り。

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 今回の地震によりこれまでに16人の方が亡くなられ、多数の重軽傷者、家屋倒壊や土砂崩れを確認しております。お亡くなりになられた方々にお悔やみを申し上げますとともに、被災された全ての方々にお見舞いを申し上げます。いまだ厚真町を中心に26人の方が安否不明です。現在、2万2000人の救助部隊が夜を徹して懸命に救出救助活動に当たっていますが、引き続き態勢の機動的な強化を行い、人命救助に全力を尽くしてまいります。

 停電については、夜通しで懸命な復旧作業、道内企業の自家発電による協力、本州から電力融通によって、現時点で北海道全体のほぼ半分、140万戸で電力供給を再開しております。電力の復旧に伴って4000戸の断水が解消されたほか、今後、新千歳空港をはじめ交通インフラの再開、ガソリンスタンドなども順次営業を再開する見込みです。

 暗く不安な夜を過ごされた被災者の皆さまの思い、お気持ちに思いを致し、一刻も早く一世帯でも多くに電気が届くよう、本日も引き続き、火力発電所の運転再開などに全力をあげてください。病院などの緊急性の高い施設向け電力供給を確実に進めてください。供給が再開したエリアでは、一人でも多くの皆さんに電気を供給するため、節電へのご協力を引き続きお願い致します。

 停電、断水が続くなか、現在、多くの方が避難所なので不安な時を過ごされています。各位にあっては、被災市町村などとしっかり連携のもと、不足している食糧や生活物資などの供給を「プッシュ型」で行うとともに、各種災害対応に当たる要員の人的支援、ライフラインの早期復旧に向けた支援など、先手先手で対応してください。

 被災地では本日午後から明朝にかけて雨が降る見込みです。家屋の倒壊や土砂災害の恐れもありますので、住民の皆さまにおかれましては、今後の地震活動や天候の状況に引き続き警戒を続けてください。