【天皇陛下譲位】皇位継承式典事務局が発足 安倍晋三首相「準備万端、全力尽くして」 来年に向けて準備加速 - 産経ニュース

【天皇陛下譲位】皇位継承式典事務局が発足 安倍晋三首相「準備万端、全力尽くして」 来年に向けて準備加速

皇位継承式典事務局の看板を掛ける安倍晋三首相(右)と菅義偉官房長官=1日午後、東京・永田町(代表撮影)
 政府は1日、来年の天皇陛下の譲位と皇太子さまの即位に伴って行われる一連の式典の準備作業を担う「皇位継承式典事務局」を設置した。外務省も新天皇の即位を国内外に示す「即位礼正殿の儀」(即位の礼)などに出席する外国賓客の受け入れや接遇を行うため、「即位の礼準備事務局」を立ち上げた。政府は準備を加速する。
 安倍晋三首相と菅義偉官房長官は同日、内閣府内の事務局前に看板を取り付けた。首相は職員に「国民がこぞって寿ぎ、世界中の人々から祝福されるような式典としたい。歴史的、国家的な行事に当たり、準備万端、全力を尽くしてほしい」と訓示した。
 事務局は26人の専従職員からなり、事務局長には山崎重孝元内閣総務官が就任した。政府は今秋に首相を委員長とする「式典委員会(仮称)」と、官房長官を本部長とする「式典実施連絡本部(仮称)」を立ち上げる。事務局は両組織の発足準備のほか、式典の実務も担う。
 政府は今年4月、式典などの在り方を定めた基本方針を閣議決定した。来年2月24日の陛下ご在位30年記念式典を皮切りに、4月30日に「退位礼正殿の儀」(退位の礼)、5月1日に新天皇の即位に伴う「剣璽等承継の儀」や「即位後朝見の儀」を開催する。即位の礼は10月22日となる。再来年には秋篠宮さまが皇位継承順位1位の「皇嗣」となられたことを広く明らかにする儀式「立皇嗣の礼」が行われる。
 各式典については今後、式典委員会が大綱などを策定するが、初めての退位の礼や、30年ぶりの即位の礼などの準備に残された時間は多くない。とりわけ、外国賓客の受け入れと接遇をめぐる相手国との調整は容易でない。
 外務省によると、平成2年11月の即位の礼には約160カ国・機関から外国賓客が出席した。うち約120カ国が首相級以上で、人数は約250人(配偶者含む)に上った。その後、日本と外交関係を持つ国は195カ国に膨れ上がっており、外務省の担当者は「想像を絶する規模の集まりになる」と話している。