江東区議会委員会、豊洲市場の質疑中止 「千客万来」進展なく反発

豊洲問題

 築地市場(東京都中央区)の豊洲市場(江東区)への移転を取り扱う江東区議会の委員会は27日、移転受け入れ条件である豊洲市場内の観光拠点「千客万来施設」整備に関する都の取り組みに進展が見られないと反発し、東京都側との質疑を中止した。

 小池百合子知事が昨年6月、築地跡地を「食のテーマパーク」機能を有する施設として再開発する基本方針を表明。千客万来施設の事業者が類似施設の近接で採算がとれなくなる可能性があるとして、撤退を含め対応する事態となり、区議会側は今月までに整備に関してめどを示すよう都に求めていた。

 都幹部が委員会の冒頭で、事業者から整備の確約が得られてないことを報告。山本香代子委員長は「本区との約束について進展がない。知事は事の重大さを分かっていない」と不快感を示し、質疑が中止された。

 山本氏は報道陣に対して、「知事でなければ(事業者の懸念は)払拭できない」と指摘。一方、小池氏は報道陣に「事務方が誠心誠意、交渉に当たっている」などと述べた。