豊洲の追加工事、3回目入札不調 予定価格を大幅超過

豊洲問題
東京都の豊洲市場=東京都江東区(本社チャーターヘリから、納冨康撮影)

 築地市場(東京都中央区)の移転先となる豊洲市場(江東区)の追加安全対策工事の入札不調が相次いでいる問題で、都が27日に開札した1件が不調となった。1社が金額を提示したものの、事前に公表された落札上限の予定価格を大幅に上回った。

 この工事は、入札1回目では「1者入札」を原則認めない規定に基づき9月に1回目が中止。その後の2回目は参加業者がおらず中止となり、今回が3回目。

 不調となったのは、水産卸売場棟の地下空洞の底へのコンクリート敷設工事。予定価格約4億1900万円(税込み)に対し、1社が5億3800万円(税抜き)を提示した。庁内では「この金額でやりたいという意思表示」との見方があり、都はこの会社にヒアリングし条件を再検討していく。

 工事全9件のうち、落札されたのは2件のみ。都と市場業界側は来年7月末までに工事を完了させた上で、10月11日に豊洲市場を開場させる方向で協議しているが、7月末の工事完了には今年中に工事契約を成立させる必要がある。