築地から豊洲への移転時期、来年9~10月 都、業界団体に提案

豊洲問題
豊洲市場(手前)=東京都江東区(本社チャーターヘリから、納冨康撮影)

 築地市場(東京都中央区)の豊洲市場(江東区)への移転問題で、都は16日、来年9月から10月を移転時期とする案を市場の業界団体に示した。「来年6月上旬から秋」としていた時期を絞り込んだ形で、今月末にも都と業界団体で協議する「新市場建設協議会」を開き、合意を得たいとしている。

 また同案では来年10月から築地市場の解体工事に着手し、跡地で東京五輪・パラリンピックの輸送拠点や環状2号線の整備に支障なく対応できるとしている。

 市場移転の前提となっている豊洲市場の追加の土壌汚染対策工事は9件のうち、1件で入札不調が続き、近く3度目の入札手続きを行う。従来は工事完了時期を来年6月上旬としていたが、同案では「遅くとも7月末までには完了させる見込み」とした。

 その上で農水相への認可の手続きや業界側の「夏場は避けてほしい」という要望などを考慮し、移転時期を「9月から10月をめど」と提案している。

 業界側は小池百合子知事による豊洲市場の安全宣言を求めている。同案では農水相認可手続きが完了すれば安全面での条件が整うとし、「その段階で開設者として、しかるべき発信を行う」と記している。