北方領土空路墓参団、1日遅れで戻る

 
北方領土の空路墓参に参加し、国後島で行われた慰霊式で手を合わせる元島民ら=23日(同行記者団撮影)

 北方領土へ23日に空路で墓参に向かった元島民らを乗せたチャーター機が24日、出発地点の中標津空港(北海道中標津町)に戻った。高齢化が進む元島民の負担軽減策として実施した空路墓参だったが、悪天候により1日遅れの帰着となった。

 チャーター機は帰路で悪天候に見舞われて国後島に立ち寄れず、択捉島墓参団は急遽ロシア極東サハリン州ユジノサハリンスクに、国後島墓参団は現地にそれぞれ宿泊した。チャーター機は24日、ユジノサハリンスクを出発、国後島墓参団も乗せて戻ってきた。

 択捉島出身で、23日に同島で墓参をした西川末春さん(82)は「疲れました。この一言です」とため息まじりに話した。

 空路墓参は当初、6月に実施する予定だったが、その際も悪天候で延期になった。天候に成否を左右されやすく、強行日程がかえって負担となるなど、課題も残した。