安倍首相、「東方経済フォーラム」に露極東へ出発 対北対応を日露首脳会談で協議

 

 安倍晋三首相は6日午後、ロシア極東ウラジオストクで開かれる国際会議「東方経済フォーラム」に出席するため、政府専用機で羽田空港を出発する。ウラジオストクでは7日にプーチン露大統領との首脳会談に臨み、北朝鮮が実施した核実験をめぐり対応を協議する。

 日本政府は北朝鮮に核・ミサイル開発を放棄させるため、国連安全保障理事会による新たな対北制裁決議の採択など圧力強化が必要との立場だ。露政府は外交交渉を通じた対話による解決を訴えている。安倍首相はプーチン氏との直接会談で圧力強化の必要性を説明し、露側から協力を引き出したい考えだ。

 両首脳はまた、昨年12月の首脳会談で決まった北方領土での共同経済活動についても議論し、具体的事業の絞り込みを進める。共同経済活動の実現に向け、海産物養殖や観光事業など優先分野を特定する見通しだ。

 7日午前には韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領とも会談し、北朝鮮問題に対する日米韓の連携の重要性を確認する。安倍首相は慰安婦や徴用工問題について、「解決済み」との立場を改めて伝える。