江崎鉄磨沖北相、北方領土元島民と意見交換 「近くて近い島に」

 
北方領土の元島民との懇談で、あいさつする江崎沖縄北方相=30日午前、北海道根室市(共同)

 江崎鉄磨沖縄北方担当相は30日午前、北海道根室市内で、北方領土の元島民らと意見交換した。元島民からは墓参の際に利用する道路の整備や島に残した財産の補償といった要望が出された。江崎氏は「元島民の方々の意見をしっかりと受け止め(北方領土問題の)啓発に努める」と強調した。

 江崎氏は29日に就任後初めて北方領土を同市の納沙布岬から視察しており、「(北方領土が)近くて遠いという言葉の意味を実感した。近くて近いと思えるような状況にしていきたい」と元島民らに語った。

 また、元島民からは、昨年12月にプーチン露大統領が訪日した際に行った日露首脳会談に関して「領土問題が進展しなかった」との不満が続出した。江崎氏は意見交換後の記者会見で「(日露首脳会談で)四島の問題に多少触れていただけるとよかった」と述べ、元島民らの思いを安倍晋三首相に伝える意向を示した。

 これに先立ち、江崎氏は30日午前、根室港から歯舞群島へ墓参に向かう元島民らの出発式に参加し、出港を見届けた。