【豊洲移転問題】ベンゼン100倍の再調査結果、都が報告「目標守れなかった」 - 産経ニュース

【豊洲移転問題】ベンゼン100倍の再調査結果、都が報告「目標守れなかった」

 豊洲市場(東京都江東区)移転問題を審議する都議会特別委員会が24日、開かれ、最大で環境基準の100倍のベンゼンを検出した地下水モニタリングの再調査結果を報告した都側は「国の基準を上回る対策をしてきたが目標を守れなかった」として、地下水浄化対策を強化する考えを示した。移転推進派の自民都議は「豊洲は法律上必要な対策を行い安全だと確信している」と指摘、都側も「(土壌汚染対策を検討する)専門家会議が地上は安全だとしている」と答弁した。
 また、1~8回目と9回目の地下水モニタリングの手法が異なったことに対し、複数の都議から「採水方法で都の指示が一貫していないため、疑念が持たれた。市場の信頼に関わる」などの批判があり、都側が「真摯(しんし)に受け止める」と陳謝する場面もあった。
 専門家会議は、全9回の手法をいずれも「国のガイドラインに沿い問題ない」としたが、9回目では201カ所の観測地点のうち1カ所で、都の指示により本来なら廃棄される水を分析に転用していたことが判明し、専門家会議もこの1カ所を「不適切」として、正式データとして採用していない。