産経フォト

車内販売、70年の歴史に幕 小田急ロマンスカー

鉄道

車内販売、70年の歴史に幕 小田急ロマンスカー

更新 sty2102230003
 1949年に始まったロマンスカーの乗客から注文を取り飲料などを提供する「走る喫茶室」(小田急電鉄提供)  1949年に始まったロマンスカーの乗客から注文を取り飲料などを提供する「走る喫茶室」(小田急電鉄提供)
 小田急電鉄の最新型ロマンスカー「70000形」=神奈川県松田町(古厩正樹撮影)
画像を拡大する
 小田急電鉄の最新型ロマンスカー「70000形」=神奈川県松田町(古厩正樹撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 小田急電鉄の特急ロマンスカーの車内販売が、新型コロナウイルス禍で約70年の歴史に幕を下ろす。ダイヤ改正前日の3月12日まで続ける予定だったが、緊急事態宣言で1月以降中止。再開の見通しは立たない。人気商品をいくつも生み出したが、1990年代半ばから売り上げが落ち込み、ひっそり役目を終える。

 容器がロマンスカーの車両「70000形」を模した「GSE弁当」(小田急電鉄提供)
画像を拡大する
 容器がロマンスカーの車両「70000形」を模した「GSE弁当」(小田急電鉄提供)フルスクリーンで見る 閉じる

 ロマンスカーは主に東京・新宿と、箱根湯本などの観光地を結ぶ。小田急によると、49年の特急専用車両「1910形」導入時に「走る喫茶室」として飲料などの注文取りをしたのが同社の車内販売の始まりだ。91年からはワゴン販売に姿を変え、特製のテレホンカードなど乗車記念の土産が人気に。近年は車両の形をした容器の駅弁がヒットした。

 小田急電鉄の最新型ロマンスカー「70000形」(同社提供)
画像を拡大する
 小田急電鉄の最新型ロマンスカー「70000形」(同社提供)フルスクリーンで見る 閉じる

 だが売上高は95年をピークに下がり、巻き返せなかった。駅内外の店舗の充実や、通勤客が増えて観光客向け商品の需要が減ったことが響いた。

 昨年以降はコロナ禍で長期間のサービス中止や規模縮小を迫られた。3月12日がワゴン販売の「ラストラン」の予定だが、緊急事態宣言の発令と延長で先行きは不明だ。

スゴい!もっと見る

瞬間ランキングもっと見る

話題のランキング