JR東海道線に新駅設置へ 神奈川・藤沢、32年開業
更新 sty2102080020神奈川県と同県藤沢、鎌倉両市は8日、JR東海道線大船-藤沢駅間に新駅「村岡新駅(仮称)」を設置することでJR東日本と合意し、覚書を締結した。開業予定は2032年ごろ。東海道線の新駅設置は、JR東管内では1925年の熱海駅以来となる。
県によると、新駅は藤沢市宮前付近に設置。整備費は現時点では150億円を想定し、費用負担の割合は県が30%、JRが15%で、残りを両市で折半する。県と両市は新駅周辺の区画整理事業に取り組んでおり、1日当たり6万5千人の乗降客を見込む。
締結式はオンラインで開催。神奈川県の黒岩祐治知事は「駅ができれば多くの人材がこの地区に集まり、いろいろな産業創出も期待できる。新駅整備にしっかり取り組みたい」と述べた。