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中国、長江で10年間禁漁 資源保護、漁師30万人失業

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中国、長江で10年間禁漁 資源保護、漁師30万人失業

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 使われなくなった漁具を処分する作業員=2020年12月27日、中国江西省九江市(共同)  使われなくなった漁具を処分する作業員=2020年12月27日、中国江西省九江市(共同)

 中国政府は1日、中国最長の河川、長江(約6380キロ)で10年間の全面禁漁措置を始めた。深刻な水質汚染で漁獲量が激減しており、資源保護が目的だ。ただ、失業する漁師は30万人規模に上るとされ、生活保障が課題となる。

 長江沿いの港に停泊する漁船=2020年7月、中国重慶市(共同)
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 長江沿いの港に停泊する漁船=2020年7月、中国重慶市(共同)フルスクリーンで見る 閉じる

 禁漁の対象は長江主流のほか、主な支流や流域の湖にも及ぶ。長江は淡水魚の一大産地として名をはせてきた。固有種も多く、地元の料理店などで人気だった。一方、乱獲のほか、工場や住宅の排水による生態系の悪化も指摘されてきた。

 農業農村省によると、1954年に年間約43万トンだった漁獲量が、近年は10万トン未満に激減した。中流の湖北省宜昌市で2006年に世界最大級の「三峡ダム」の堤本体が完成し、汚染が進行。固有種の急激な絶滅も報告されている。(上海共同) 

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