新宿に恐竜出現
更新 sty2012220006 恐竜型のメカニカルスーツ計18体などを展示する「ディノアライブの恐竜たち展」が、新宿住友ビル三角広場(東京都新宿区)で開催されている。
特殊美術品の企画製作販売を行っている「オンアート」は、骨格標本や研究データをもとに、生き物としてのリアリティーを追求した恐竜型のメカニカルスーツを開発。2011年から恐竜ライブショー「ディノアライブ」を運営してきた。昨年は約300ステージを開催するなど、人気を集めている。
ところが、今年に入り新型コロナウイルスが流行。3月の緊急事態宣言を受け、イベントのキャンセルが相次いだ。同社の金丸賀也社長(61)は「恐竜も捨てなきゃいけないのかなと思った」ほど、経済的にも精神的にもつらい時期が続いたという。
現在も「第3波」が到来し、厳しい状況には変わりがない。それでも「縮こまっている心を少しでも開いて、元気になってもらいたい」(金丸社長)と前に進むことを決め、今月11日から「ディノアライブの恐竜たち展」を始めた。
会場には展示物の他に、約1時間おきにティラノサウルスなどが一頭出没する。雄たけびを上げたり、長い尻尾を振り回しながら歩いたり。大人でも後ずさりするほどの迫力で、本物の恐竜に遭遇したかのような体験ができる。
同イベントは感染症対策を行いながら、12月30日まで続く。