「我慢の3連休」スタート GoTo見直しに困惑
更新 sty2011210003新型コロナウイルスの感染急拡大の中、「我慢の3連休」が21日始まった。需要喚起策「Go To キャンペーン」を推進してきた政府は、20日の分科会の提言を受け運用見直しを検討。旅行客は「何を基準にすればいいのか」と後手の対応に困惑を隠さず、受け入れ側は対応に頭を悩ませる。
山々が色づく京都・嵐山は21日午前、写真を撮る観光客や修学旅行生らでにぎわった。関東在住の妻(55)と観光に来た大阪府吹田市の男性会社員(56)は、密集を避け、朝から「竹林の小径」や天竜寺などの名所を楽しんだ。政府の対応に「何事も決断が遅い。旅行者は何を基準に行動していいか、分からなくなっている」と批判した。
20日に新型コロナウイルスの1日当たりの新規感染者発表が初めて300人を超えた北海道。小樽市中心部の市場で朝食選びをしていた福岡市の男性会社員(64)は「感染拡大は心配だが、日本中どこも状況は同じなので予定通り来た」と話した