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新生「長門湯本」の挑戦 600年の名湯 山口県長門市

自然・風景

新生「長門湯本」の挑戦 600年の名湯 山口県長門市

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若者のSNS発信を狙って新しく整備した竹林。幻想的なライトアップに誘われ、温泉旅館の宿泊客が撮影に訪れた =山口県長門市(宮崎瑞穂撮影) 若者のSNS発信を狙って新しく整備した竹林。幻想的なライトアップに誘われ、温泉旅館の宿泊客が撮影に訪れた =山口県長門市(宮崎瑞穂撮影)
廃屋だった古民家がリノベーションで土産物店に。女性や若者が多く来店する =山口県長門市の長門湯本温泉(宮崎瑞穂撮影)
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廃屋だった古民家がリノベーションで土産物店に。女性や若者が多く来店する =山口県長門市の長門湯本温泉(宮崎瑞穂撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 山口県北西部に位置し、約600年の歴史を持つ長門湯本温泉。観光客の低迷に苦しむ温泉街が活性化を図り、今年春に再整備を終えた。

 昭和58年に約40万人だった宿泊者数は、平成26年には半分以下に落ち込んだ。さらに同年、老舗旅館が倒産し地元関係者らの危機感が強まった。長門市は旅館跡地に高級旅館などを手掛ける「星野リゾート」を誘致。観光客に何度も訪れてもらえるような場所を目指し、官民共同で約4年かけて街ごとリニューアルした。

温泉街の中心を流れる音信川。遊歩道や橋を整備し照明を工夫することで、夜間でもそぞろ歩きが楽しめるようになった =山口県長門市の長門湯本温泉(宮崎瑞穂撮影)
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温泉街の中心を流れる音信川。遊歩道や橋を整備し照明を工夫することで、夜間でもそぞろ歩きが楽しめるようになった =山口県長門市の長門湯本温泉(宮崎瑞穂撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 車道を歩道に変えてベンチを多く設置し、浴衣姿でそぞろ歩きができる街の中心部。住民や観光客に親しまれてきた公衆浴場「恩湯(おんとう)」は建て替えて一新した。

 だが伝統ある温泉街の改革は容易ではなかった。車道が減ることで、地元の高齢者から不満が出た。「整備中に観光イベントを開き、今まで来たことがない若者でにぎわったことで、地元の意識も変わったのではないか」と湯本温泉旅館協同組合の伊藤就一理事長(46)は振り返る。

古民家の窓から、ライトアップされた竹林の道が見えた =山口県長門市の長門湯本温泉(宮崎瑞穂撮影)
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古民家の窓から、ライトアップされた竹林の道が見えた =山口県長門市の長門湯本温泉(宮崎瑞穂撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 廃屋だった古民家は土産物店として再生した。地元で生まれ育った赤川孝昭(たかあき)店長(63)は「公衆浴場が公営から民営になったことで、料金が上がり不満を漏らす住民もいますが、お互いが歩み寄ることが大切では」と話す。

長門湯本温泉の中心部は車道が減り、歩道が新しく整備された =山口県長門市の長門湯本温泉(宮崎瑞穂撮影)
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長門湯本温泉の中心部は車道が減り、歩道が新しく整備された =山口県長門市の長門湯本温泉(宮崎瑞穂撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 コロナ禍で、厳しい環境での再スタートとなった。多くの旅館でキャンセルが相次ぎ、休業せざるを得なくなったが、現在は、「Go To トラベル」で客足が戻りつつある。温泉街の闘いは始まったばかりだ。(写真報道局 宮崎瑞穂)

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