産経フォト

気球連隊の旧格納庫解体へ 千葉、戦跡に惜しむ声

遺跡・建造物

気球連隊の旧格納庫解体へ 千葉、戦跡に惜しむ声

更新 sty2009190001
 解体される気球連隊の旧第2格納庫=千葉市稲毛区  解体される気球連隊の旧第2格納庫=千葉市稲毛区

 太平洋戦争末期、米本土を狙う風船爆弾に携わった旧日本陸軍「気球連隊」の旧第2格納庫(千葉市稲毛区)が、近く解体されることになった。長年、民間企業が倉庫として所有していたが、老朽化などのため売却、今月から準備工事が始まった。千葉市が平和啓発活動の一環として、毎年開催している戦跡巡りのコースにもなっており、地元からは惜しむ声が上がる。

 旧第1格納庫から出る気球(千葉市平和啓発パンフレットより)
画像を拡大する
 旧第1格納庫から出る気球(千葉市平和啓発パンフレットより)フルスクリーンで見る 閉じる

 千葉市などによると、気球連隊の前身の気球隊が1927年に埼玉県から都賀村(現千葉市)に移転。格納庫は32年ごろに建造されたと推定され、偵察用の飛行船が納められていたという。複数棟あったうち現在1棟だけが残っている。

 戦後民間に払い下げられ、引き継いだ倉庫会社が内部を改装し米や大豆を保管していた。老朽化が進んでいたことに加え、昨年襲来した一連の台風で被害に遭ったことから売却を決めたという。

 現在、建物を所有する積水化学工業は今後の活用方法について「計画中のため、回答は差し控える」としている。

スゴい!もっと見る

瞬間ランキングもっと見る

話題のランキング