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9年半経て遺骨受け取り 「女房なのか」悩んだ末に、岩手・大槌町

東日本大震災

9年半経て遺骨受け取り 「女房なのか」悩んだ末に、岩手・大槌町

更新 sty2009150009
 妻裕子さんの遺骨を受け取った三浦憲さん(右)=15日午前、岩手県大槌町  妻裕子さんの遺骨を受け取った三浦憲さん(右)=15日午前、岩手県大槌町
 妻裕子さんの遺骨を受け取り、涙をぬぐう三浦憲さん=15日午前、岩手県大槌町
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 東日本大震災で被災した岩手県大槌町で家族5人が犠牲となった会社役員三浦憲さん(62)に15日、妻裕子さん=当時(53)=の遺骨が震災から9年半を経て引き渡された。県警は身体的特徴や発見場所などから特定したが、DNA型は鑑定でも検出されなかった。「本当に女房なのか」。三浦さんは引き取るかどうか約8カ月間悩んだが、心を整理し受け取りを決めた。

 この日、三浦さんは身元が今も分かっていない遺骨を保管している大槌町内の納骨堂で、長男崇さん(34)と一緒に、町職員から白い布に覆われた遺骨が入った箱を受け取った。目元を赤くし、ハンカチで涙を拭いながら「DNA型鑑定までしたことで、引き取りを決めた」と話した。

 三浦さんの家族は裕子さんの他、母洋子さん=当時(77)=が見つかっているが、娘2人と孫の行方が今も分かっていない。

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