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住民主導で水害避難訓練 コロナ対策も、山梨

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住民主導で水害避難訓練 コロナ対策も、山梨

更新 sty2008300014

 山梨県中央市で30日、住民主導による河川氾濫を想定した避難訓練が行われた。同市は最大10メートルの浸水が見込まれ、浸水想定域に含まれる指定避難所もある。危機感を持った住民が避難先などを考え行政も交えて訓練で検証。新型コロナウイルスへの対応も確認した。

 市のハザードマップなどによると、豪雨で川が氾濫すると、最大で市全体の半分以上が浸水。住宅密集地域の指定避難所や福祉避難所の一部では3~5メートルの浸水域となっているが、代替となる避難所は定まっていない。
 住民114人のほか自治体職員も参加し、要支援者を介助してバスに乗せる訓練などを実施。その後、一時避難先に適していると訓練対象に住民主体で選んだ市外の高台にある駐車場に約50人がバスで移動した。感染防止のため密集を避けながら、事前に決めた役割に応じ住民らはテントを張ったり体温を測って健康状態を確認したりした。

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