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営農再開向け、試験栽培 福島・双葉、安全性確認へ

東日本大震災

営農再開向け、試験栽培 福島・双葉、安全性確認へ

更新 sty2008270012
 試験栽培で野菜の苗を植える人たち=27日、福島県双葉町  試験栽培で野菜の苗を植える人たち=27日、福島県双葉町
 試験栽培で植えられた野菜の苗=27日、福島県双葉町
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 東京電力福島第1原発事故による住民避難が続く福島県双葉町は27日、農産物の出荷制限解除に向け、町内でホウレンソウなど野菜5品目の試験栽培を始めた。安全性を確認し、農地として利用できるかどうかを調べる。町の担当者は「一部地域で住民が帰還する2022年以降、すぐに営農再開できるように環境を整えたい」と話した。

 双葉町民約10人が炎天下、試験栽培のために耕した町内3カ所、計約600平方メートルの畑にキャベツやブロッコリーの種や苗を植えた。いわき市に避難する谷充さん(78)は「原発事故から約9年半を経て、ようやくここまできた。ゼロからの出発だ」と意気込んだ。

 秋に収穫した野菜が放射性物質のモニタリング検査で基準値を下回った場合、国に制限解除を申請する。町は昨秋も試験栽培に取り組んだが、台風19号の影響で野菜が水に漬かったり、流されたりしてデータを集められなかった。

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