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富士山頂の観測所存続危機 コロナ影響、支援金募る

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富士山頂の観測所存続危機 コロナ影響、支援金募る

更新 sty2007030002
 富士山頂にある「富士山特別地域気象観測所」  富士山頂にある「富士山特別地域気象観測所」
 富士山特別地域気象観測所で大気中の微粒子を観測する学生たち=2019年8月
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 富士山頂で大気化学や高所医学の研究拠点となっている、「富士山特別地域気象観測所」が運営危機に直面、管理するNPO法人が支援金を募っている。研究者らの利用料が主な収入源だったが、新型コロナウイルスの影響で登山道が閉鎖され、安全が確保できないことから今年の観測を中止。運営費が不足しており、NPOは「地球規模の大気観測ができる貴重な研究の場が失われる」と危機感を示す。

 観測所では気象庁がレーダー観測を実施していたが、気象衛星の発達に伴い1999年に終了した。2007年、研究者らでつくるNPO法人「富士山測候所を活用する会」(東京)が借り上げた。

 富士山頂近くで火山ガスの測定をする研究者=2019年7月
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 富士山頂近くで火山ガスの測定をする研究者=2019年7月フルスクリーンで見る 閉じる

 NPOの運営と、強風などで破損した観測所や送電線の修復などで計1800万円が必要だが、助成金を得たとしても300万円の損失が出る見込みに。設備の整備ができず、NPOの存続自体も危うくなるとして、ウェブサイト「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」でのクラウドファンディングの開始を決めた。

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