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【ふるさと富士】津軽の心を支える「お山参詣」  青森・岩木山

自然・風景

【ふるさと富士】津軽の心を支える「お山参詣」  青森・岩木山

更新 sty2006070002
 残雪の岩木山を映す水田。JR五能線の車両がゆっくりと走り過ぎていく=青森県北津軽郡板柳町  残雪の岩木山を映す水田。JR五能線の車両がゆっくりと走り過ぎていく=青森県北津軽郡板柳町
 残雪の岩木山をバックに田植え作業が続く=青森県北津軽郡板柳町
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 青森県の最高峰で、津軽平野に裾野を広げる岩木山(標高1625m)は、その山容から津軽富士として親しまれている。

 太宰治は小説「津軽」で「富士山よりもっと女らしく、十二単衣の裾を、銀杏の葉をさかさに立てたようにぱらりとひらいて左右の均斉も正しく、静かに青空に浮かんでいる」と、岩木山を表現している。

 常盤野農村公園(ミズバショウ沼公園) から見る岩木山=青森県弘前市
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 5月末、岩木山を間近に見ながら田植え機を動かしていた鶴田町の須郷耕助さん(67)は、「雨が降る前は山が大きく見えるんだ。湿気のせいかな」と話す。「今年は水が豊で、いい稲が育つ」と岩木山を振り返りながら田植えに精を出す。一方、妻の紀子さん(50)は「生まれ育った弘前からの姿が一番好き」と話す。津軽の人は、自分が生まれ育った土地から見る姿が一番だと譲らない。

 「お岩木さま」「お山」と親しんで呼ばれる岩木山神社。後ろに岩木山を望む=青森県弘前市
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 「お岩木さま」「お山」と親しんで呼ばれる岩木山神社。後ろに岩木山を望む=青森県弘前市フルスクリーンで見る 閉じる

 今年は新型コロナウイルスの影響で、青森のねぶた、弘前のねぷたなどの祭りや催しが次々と中止になった。

 津軽の人にとって信仰の対象である岩木山。秋の津軽の最大の祭りで、国の重要無形民俗文化財に指定されている「お山参詣」は、麓の岩木山神社から登り、参拝する。その頃にはコロナ禍も収まっていてほしい。それが津軽の人々の願いであることは間違いない。(写真報道局 酒巻俊介)

 津軽鉄道の津軽飯詰駅手前から見る残雪の岩木山=青森県五所川原市
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 9合目付近から見る岩木山山頂(右)。日本海、北海道を望む=青森県弘前市
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 9合目付近から見る岩木山山頂(右)。日本海、北海道を望む=青森県弘前市フルスクリーンで見る 閉じる

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