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静かな「心のオアシス」 東京ジャーミイ

遺跡・建造物

静かな「心のオアシス」 東京ジャーミイ

更新 sty2005030002
オスマン朝様式が美しい礼拝所で祈りをささげるイスラム教徒。例年、ラマダン中は100人ほどが集まり肩を寄せ合って礼拝するが、一定の距離を確保している =東京都渋谷区(鴨川一也撮影) オスマン朝様式が美しい礼拝所で祈りをささげるイスラム教徒。例年、ラマダン中は100人ほどが集まり肩を寄せ合って礼拝するが、一定の距離を確保している =東京都渋谷区(鴨川一也撮影)
カメラを前にコーランを朗唱するイマーム(指導者)のチナル・ムハンメット・リファットさん。インターネットで配信している =東京都渋谷区(鴨川一也撮影)
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カメラを前にコーランを朗唱するイマーム(指導者)のチナル・ムハンメット・リファットさん。インターネットで配信している =東京都渋谷区(鴨川一也撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 東京都渋谷区の代々木上原駅にほど近い「東京ジャーミイ」は国内最大のモスク(イスラム教の礼拝所)だ。一歩堂内に入れば、華麗な幾何学模様や光が差し込むステンドクラス、アラビア文字の装飾など美しさに目を奪われる。

イスラム教のモスク「東京ジャーミイ」には新型コロナウイルスの感染拡大防止を呼び掛ける看板が設置してあった=東京都渋谷区(鴨川一也撮影)
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イスラム教のモスク「東京ジャーミイ」には新型コロナウイルスの感染拡大防止を呼び掛ける看板が設置してあった=東京都渋谷区(鴨川一也撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 昭和13年に開設された「東京回教礼拝堂」が前身で、建物は平成12年に完成した。観光客にも開放され、近年はイスラム文化や建造物への関心から、ガイドツアーも行われている。

 現在、イスラム教徒は約1カ月間、日の出から日没まで飲食を禁じられるラマダン(断食月)の期間だが、宗教上の重要な義務も新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けている。

イスラム教のモスク「東京ジャーミイ」でコーランを朗唱するイマーム(指導者)。周囲には住宅が広がっている=東京都渋谷区(鴨川一也撮影)
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イスラム教のモスク「東京ジャーミイ」でコーランを朗唱するイマーム(指導者)。周囲には住宅が広がっている=東京都渋谷区(鴨川一也撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 ラマダンは日没後に教徒同士で集まり「イフタール」と呼ばれる食事を楽しみ、絆を強める。同モスクでも夕食をふるまっていたが今年は中止せざるを得なかった。集団礼拝も取りやめ、聖典コーランの朗唱をインターネットで配信するなど対応している。

幾何学模様が美しいイスラム教のモスク「東京ジャーミイ」。イスラム教徒以外の見学も受け付けている=東京都渋谷区(鴨川一也撮影)
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幾何学模様が美しいイスラム教のモスク「東京ジャーミイ」。イスラム教徒以外の見学も受け付けている=東京都渋谷区(鴨川一也撮影)フルスクリーンで見る 閉じる

 広報を担当する下山茂さん(71)は「教徒にとってモスクは心のオアシス。大勢が集まることは避けつつ、連帯感をもって克服したい」と前を見据える。

 モスクには時折、礼拝に人が訪れるが、静かな時間が流れていた。早く心穏やかに祈りをささげられる日が待ち遠しい。(写真報道局 鴨川一也)

■360°パノラマでみる「国内最大のモスク『東京ジャーミイ』」

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