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昨年の中国ミサイル発射、百発超 突出、日本射程も多数

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昨年の中国ミサイル発射、百発超 突出、日本射程も多数

更新 sty2002290016
 対艦弾道ミサイル「東風21D」(共同)  対艦弾道ミサイル「東風21D」(共同)
 軍事パレードに登場した多弾頭型ICBM「東風41」=2019年10月、北京(新華社=共同)
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 軍事パレードに登場した多弾頭型ICBM「東風41」=2019年10月、北京(新華社=共同)フルスクリーンで見る 閉じる

 中国が弾道ミサイルの開発や運用訓練のため昨年1年間で計百数十発を発射していたことが29日、分かった。米軍の早期警戒衛星などが探知した。複数の関係筋が明らかにした。主に内陸部で行われており、発射数は米国やロシアと比べて突出。日本を射程に収めるミサイルも多数含まれる。中国が質量ともにミサイル戦力の増強を図っていることが裏付けられた。

 中国建国70年の記念式典で手を振る習近平国家主席=2019年10月、北京(新華社=共同)
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 中国建国70年の記念式典で手を振る習近平国家主席=2019年10月、北京(新華社=共同)フルスクリーンで見る 閉じる

 中国は発射数を公表しておらず、実態はほとんど分かっていなかった。
 中国は米本土を狙う大陸間弾道ミサイルの改良を続ける一方、中距離戦力を大幅に強化。日米は、米空母の接近や日本などの同盟国を拠点にした米軍のアジア展開を阻む狙いとみて警戒している。
 専門家によると、米ロも自国の年間発射数を公表していないが、多くても数十発とみられる。

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